昔から『男女間の友情は成立するのか』という議論は続いており、現在もその答えははっきりとしません。一応は学問的な答えは出ているものの、学問だけで割り切れるのなら感情は不要になってしまうでしょう。つまり、人によって答えは変わってしまうのです。
同じような悩みとして「友情と愛情の違いってなんだろう…」というものがあります。明確な線引きをせずに生きている方も多いのですが、恋活などを始めた際はその違いが気になるかもしれません。実際のところ、この違いが分からないと恋人にすべき相手を見つけにくくなります。
友情と愛情の違いについても人によって答えが変わりますが、さまざまな視点から考えることでより柔軟な思考ができますから、今回はそのアドバイスについて書いていきます。
実は友情と愛情は同じもの?
先ほども触れたように、学問的には友情と愛情の違いについては答えが出ています。たとえば心理学的には『友情と愛情は同じもの』という見解が出ており、どちらも親しい相手に抱く情という意味では同じです。
もしも理論的に物事を考えたがる人であれば「心理学がそう言ってるならそれが答えなんだろう」と納得できるでしょう。世の中には学問では割り切れないことがある一方、人間の努力により答えを提示するのが学問の役目なのです。
ただし、感情を重んじる人にとっては「この二つが同じものだとは到底思えない…」と感じるでしょう。それも人間としては間違っているとは言い難く、より感情に添った答えが欲しいと思いますよね?
最大の違いは同じ感情を向けられる数
友情と愛情の違いをあえて明確にするとしたら、『同じ感情を向けられる数』と言えるかもしれません。たとえば友情の場合は何人に向けてもとくに問題はなく、むしろ友情を感じられる相手が多いのはとても好ましいでしょう。
しかし、愛情についてはそうも言えません。複数の異性に愛情を向けていると「あの人は移り気で信頼できない」と思われます。愛情というのは主に『特定の異性に向けるもの』とされていますから、いろんな人に振りまくのは好ましくないでしょう。
ただ、家族については別であり、自分の血族に対してであれば愛情を向けても問題ありません。そう考えると、愛情は『本当の意味で親しい人にのみ向けられる感情』とも言えます。
友情と愛情の違いを見分けるコツ1.相手を自分のものにしたいかどうか
もしも恋活中に「この人に向けているのは友情なのか愛情なのか分からない…」と悩んだら、まずは『この人を自分だけのものにしたいかどうか』を考えてみましょう。こうした独占欲求は好ましくないと考えられがちですが、思うだけなら問題ありません。
そして「この人だけは自分のものにしたい!」と思えるなら、それは愛情だと思っていいでしょう。しかし「この人とは仲良くできればそれでいいかな?」と思うなら友情であり、今の関係を大事にするだけでも十分です。
大切な人を独占したいと思う気持ちは、誰にだってあります。それが束縛になってしまうのは良くないですが、自分の気持ちに素直になり、愛しているという感情を伝えることは大切です。
友情と愛情の違いを見分けるコツ2.触れ合いたいと思えるかどうか
少し言い方は悪いですが、愛情であれば相手に対して性的な興奮を覚えてしまうものです。そうなると「この人と触れ合いたい…」と思うため、これも友情か愛情かを見分けるポイントになり得るでしょう。
もちろん触れ合いたいと思えるならそれは愛情を抱いている証拠であり、そのための行動を起こすべきです。もちろん最初から触りたいと伝えるのではなく、まずはじっくりと語り合い、親密になってからその気持ちをぶつけてみましょう。
もしも友情であればそこまで考えることはないので、性欲というのは意外とこういう場合の物差しになります。
友情と愛情の違いを見分けるコツ3.長く一緒にいてどう感じるか
同じ相手とある程度長く一緒にいた場合、その人のことをどう感じているかも見極めるポイントとなります。先ほども書いたように、友情であれば相手を独占したいとは思わず、良くも悪くも今まで通りの関係を望むでしょう。
しかし「ほかの異性と一緒にいる姿を見るとイライラする…」とか「なにかあったときに頼ってもらえないのは寂しい…」と思っているなら、それは愛情を抱いている可能性が高いです。長く一緒にいることで、友情が愛情に変化するケースもあります。
そんな相手と一緒になれたら幸せですし、もっと愛情が大きくなることもあります。こうした愛情を一緒に育てていくというのも、恋愛や結婚の喜びだといえるでしょう。
どちらも大事な感情
全体的には愛情のほうがより強く深い感情ではありますが、友情だって大事な感情です。どちらも人生においては必要不可欠であり、どちらか一つが欠けているだけでも寂しい生活を送ることになるかもしれません。
友情については比較的簡単に得ることができますが、愛情については積極的に行動しないといけません。そのための恋活であり、それをサポートするサービスもたくさんあるので、まずは自分から動いてみましょう。
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